気の向くままに、思いつくままに
昼間鳴いていたカラスを見て
カァ〜カァ〜と無くカラスの足を見ながら知ったこと。
「真っ直ぐじゃなくてくの字にしてバランスを取っているのか…。知らなかった。」と。
改めてじっくり見てみると、何気なく見ている景色が実はとても曖昧なものだったのだと気付きました。
鳴く時の身体は少し直線上になり、斜め上に向かって何度も声を出していました。
私の中でカラスの解像度が少しだけアップしました。
ふと思い立ち、1ミリの世界へ
「1ミリの中に顔を描けるのかな…。」とふいに思いました。
描ける人が居ることは知っているので、人としての不可能領域では無い事までは分かっているのですが…。
じゃあ、私にはどこまでやれるのかな?と言う部分が気になったため実験してみることにしました。
シャーペンを片手に、目視と手の動きで自分の限界に挑戦です。
描く顔は細部を簡略化し、一本線の眉と丸の目、C字の鼻と少し四角い口です。
※イメージです。
ほぼ無策で臨んだら1ミリ四方がだいたいの限界でした。
シャーペンの芯がクルッとくねり、挙動の安定しなさに苦戦しました。
芯が丸くなっていて太かったので、尖端を少し尖らせ、再度挑んでみることにしました。
最終的に0.9ミリ四方くらいに辿り着き、そこで私は何となく満足しました。
自己の限界を突破した気がして、「うん。やれた。思うよりやれたじゃない。」と達成感に浸りました。
ゆっくり時間をかけて広がったり、深まったりすることもあるんだなとしみじみ思いました。
木を削ったり、接地面を合わせたり、大雑把ながら手を動かしてた部分がここで微妙に活きた気がします。