山小屋の周りで

前回からおよそ7カ月ぶりのBlender
「前回はいつだったかな」と日付を確認してみたら、5月が最後になっていました。
年末年始の休暇に入り、時間もたっぷりあるので久々に作ることに。
最初は操作感を思い出すために、ログハウスと雪景色、つららを作ろうと思っていました。
相変わらず無心に画面に向かっていると、ついつい時間とご飯を忘れます。
山小屋の周りに集まる雪だるまーズ

灯りのある風景が好きです。
冬らしくイルミネーションたっぷりに。
どことなく…もう終わってしまったクリスマスの気配…がしなくもないですが…。
絶対の決意でツリーは作らず、クリスマスを避けました。
「雪だるま達の忘年会」ということにしておきます。

こちら飾りつけ担当。
飾りつけがこれで良いか確認しています。
疲れたので座りながらの確認です。

キレイな月と雪景色を屋根の上から楽しんでいるのが1体。
いっぱい雪が降って喜んでいます。
準備をサボっているわけではありません。
昼の間に煙突掃除や小屋の掃除を済ませ、みんなが揃うのを待っています。

せっせと準備をする2体。
灯りのチェックやお皿の準備など、仲間に喜んでもらえるよう一生懸命に整えてます。

遠くからやってくる1体。
静止画ですが、私の脳内では手(木)を振りながら近づいてくる姿で再生されています。
「おまたせー」って言いながら手元のランタンがゆらゆら揺れているイメージです。
遠くからはるばるの帰郷で、久々に戻ってきたところです。

そして集合した図。
1体は空に夢中で降りてくる気配がありません。
雪だるまなので、ご飯は雪です。
多分、降ってくるのがお皿に溜まったら食べるんだと思います。
忘年会が終わる頃には、蓄えた雪で一回り大きくなっていることでしょう。
カメラの視点とレンダリングボタンを何度となく押す
「あ・・・ズレてた」
「あ・・・これも追加したい」
そうやって何度もレンダリングボタンを押しては途中で止めてを繰り返しました。
気付いたらいつの間にか座ったままで寝ていました。
「ベッドを横に置きながら待ったらベストなのでは?」とたまに思います。
なんとなく、ダメになりそうな気配がするので、一瞬思うまでに留めています。
作っているからこその楽しみだと思うのですが、視点をあちこち移動させながら様々な角度で見ることが楽しいです。
寄りにしたり、離したり。
そんな風に視点を動かしていると没入感があり、妄想が捗る。
捗った結果、1体だけ置いておくはずだった雪だるまに命が宿ることになり、5体に増えました。
ただの夜設定だとまぁ暗い
初っ端は太陽の角度を夜になるように設定し、追加したライトの灯りだけで作っていました。
ですが、まぁ…暗い。
暗過ぎて目を凝らさないと何がいるのかわからない状態。
ライトをいろいろ入れ替えてみたものの、明るくなり過ぎたり白々しくなって空気感が損なわれたりでしっくり来ず…。
いっぱい試行錯誤しました。

最終的に雪に放射を若干足すことで落ち着きました。
高い位置にある月は、広く明るく照らすはずです。
なので、一方向の光も小さい値で使っています。
イルミネーションや窓の明かりも、数値を大きくすると不自然に感じました。
温度感を持たせるためにつけた色なのに、色のつく範囲が無駄に大きくなってしまい変になってしまう。
「部分的に明るく、中央は充分な明るさを持ちつつ小さめ」として放射のみにし、それ以上の気になる部分は複数のライトを追加することで決着しました。
一方で煙はなんとなくの調整
「クイックエフェクトから設定する」というざっくりしたところ以外、使い方をいまいち分かっていません。
分かってないまま「なんとなく意味を想像しながら」の体当たりで調整しました。
本当は風の影響も入れたかったのですが、いまいち覚えきれません。
なので、ダメ元で追加したオブジェクトを捻じ曲げてみることに。
無理かなと思ったのですが、煙も追加したオブジェクトに沿うように曲がってくれたので、これで良いことにしました。
密度をもう少しうっすらした感じにしたかったのですが、数値をいじっても手応えがありませんでした。
潔く、(調べるのが面倒なので)諦めました。
楽しかったです
Blenderを触っている時間は、凝るも凝らないも自分の加減で決められます。
締め切りもスケジュール組み換えの嵐もない。
効率や完成のプレッシャーを感じながら強い緊張感を感じ続ける必要もない。
ただただ自由に気の済むまで作ることが許される時間を過ごせます。
「あぁ、私は存分に満喫した」と実感すると、じわじわと晴れていくものがあります。
唯一欠点があるとするならば、画面に張り付き過ぎて食事や身体の凝り・血液の淀みを後回しにすることぐらいです。
「ぐらいです」じゃなくて、後でそのツケを払う時になって毎回ヒーヒーなっているのですが・・・。
「失敗したな」を繰り返しながらそのうち程よいを身に着ける所存です。
