夜桜を見に行って
今度は夜の桜を愛でに
桜の時期もあと少し。
ということでライトアップされた夜桜を見に行ってきました。
川辺りを歩き、少し膨らんできた月と満開になった桜を眺めながらのんびり散策をしました。
気が散りやすい面があるので、歩いている人が少ない場所に行くと少しホッとします。
夜桜の見どころその1…照明
所々にある照明が良いお仕事をしてました。
和紙や半透明からもれる柔らかみのある光って綺麗で良いですね。
照明は見に行く場所によって色んな形があって、「ここにはどんな照明があるのかな?」と思いながら見に行くのも楽しみの1つです。
桜と川とガス灯っぽい形の組み合わせがあるとかなりホクホクします。
今回見に行った所では、川の水面に映る灯りが素敵でした。
光と水の組み合わせって、どうしてあんなに綺麗なんでしょうか。
一直線に刺すような光ではなく、水面の動きに合わせて乱反射し、自然にキラキラしている様が美しく感じやすいのかもしれません。
もしくは大昔、海へ狩猟に出掛けた人類からびょい~っと何かが受け継がれていて、細胞が反応しているのやもしれません。
正解は解りません。
ただ、キレイだと思う。
それだけで充分です。
暮らしのあらゆる所に照明という見どころスポットが
雑貨屋さんや資料館などに立ち寄る際に、ついつい照明に目がいってしまうのは何故でしょうか。
もしかしたら本能で灯りを求めてしまうのかもしれません。
はるか昔、寒い日に暖をとり、暗くなったら灯りをともして獣から身を守り…
というところからびゅい~んっと辿って、受け継がれてきた自分の中に流れる血や細胞が反応しているのやも?
とか勝手に思ってます。
資料館では「人類の心をホッとさせ続けた灯りがこんなところにも」としみじみ思いながら、そんなに詳しくもない歴史に思いを馳せて過ごします。
時代劇や映画に出てきたであろう照明器具のイメージをパラパラと思い浮かべ、「この照明の周りにどんなことがあって、どんな暮らしがあったのかなぁ?」と想像し、鼻息粗めにしながら無言でしばらく楽しみます。
雑貨屋さんでは「こんな形もあるのか〜。もし万が一、私がこの先小屋を建てる日が来るとしたら、数ある照明の中でどんなのが理想だろう?」と思いながら見ていたりします。
町中のアーケード街にある街灯も色んな形をしていますね。
たまに地域の推しがモチーフになっている照明があるのをご存知でしょうか。
見つけたら何故か妙にほっこりするんです。
この照明はどんな経緯で選んだのかな〜と想像するのも楽しいですよ。
何気なく出かけた先で照明をチェックしてみてください。
おそらく、楽しめます。
つい熱くなり、長くなってしまってしまいました。
夜桜の見どころその2…何と言っても桜が見どころ満載
種類を覚えたらもっと楽しみ方が広がるかもしれませんが…とりあえず、そこは追々で。
自然な枝ぶりがまず見どころですよね。
水面に向かって伸びていく枝の勢いある様、幹から出てくる細い若い枝の可愛さ、それぞれ伸びて作り上げられた全体の形状。
1つとして同じ形の木はないんだなと思うと、たまらないです。
恐竜の骨だって1つとして同じ形では無いはずなのだが…。
何ででしょうか。
この違いは。
最初は「わぁ〜!凄い!大きい!」だったのが途中で、どうしようもなく「うーん。骨…骨だな。あれもこれも…なんというか骨。」としか抱けなくなってしまったのは…。
カタカナを読むのが苦手だからか、差が認識できるほど興味が深まる対象では無かったか。
いずれかな気がします。
あとは見上げながら眺めるのが良きです。
枝が視差でゆっくり交差し、歩く速度に合わせ、花と共にゆっくり重なっては離れ、動いていく所がベストスポットです。
隠れた見どころに思わずハッとする
ついつい桜ばかりを見て追い掛けていた横で、「これも良くない?」と差し出されたスマホ。
映っている画面を見て、ハッとしました。
そこには街の雰囲気とそこに溶け込む桜が映っていました。
おそらく何年か経ち、見返した時に懐かしく感じるのは…
桜以外の建物も映っているこんな写真なのかもしれないなと思いました。
何気ない町並みと、その地域に愛されているであろう歴史ある桜の収められた写真。
桜のアップばっかり撮っていないで、こういう残し方が出来たら良いなと思った出来事でした。