氷柱の花 ― AIに「2年選手」と見栄を張りスパルタ指導が始まった

雑記,3D(Blender)

AIに手取り足取り教えてもらい、楽しくBlenderをやるはずでした。

しかし、私の放った一言が、AIを『鬼コーチ』に変えてしまいました……

 

「おみくじ感覚」でAIにお題を頼んだら、微妙な案

前回に続き、Blenderで作るお題をAIに投げる所から始めました。

 

おみくじを引くような気分で、少しワクワクしながら「今日も何か作りたいのでお題を」と投げます。

 

「はい、喜んで!」とばかりに3つの案を出してくれました。

 

ところが、どれもイマイチ惹かれず⋯

 

「玉にタルトにドローンか⋯。

もっと心躍るテーマが良いな。」

AIだと思ったら容赦なく意見を言えます。

そして相変わらず、初回の足並みは揃わない⋯。

「2年やってる」と見栄を張ったら、AIが「スパルタ鬼コーチ」に変貌

前回のやり取りが初めて触る人を前提にした回答でした。

なので、初心者前提に回答してくるのを止めてほしいと思いました。

 

「通算2年くらい触っていて、簡単に出来るのはあまり面白くないです。」と返すことに。

 

これが⋯

良くなかった⋯。

 

以降、返事にやたら「2年選手なら出来ますよね!やりたいですよね?」という感じで、何かにつけ「2年」を食い込ませて返してくるようになりました。

AIなのでもちろん悪意は無し。

純粋に、プロンプトを書いた人間の指示に忠実であろうとした結果です。

良くも悪くも相手の表情は読まない。

止まらない「2年選手なら当然できますよね?」の嵐。痩せ我慢しながらの制作。

とりあえずまずは粗々と形から作ります。

この後どう手を加えたら良いかを尋ねると⋯

 


2年の経験がある方なら、単に「透明な立方体に入れる」だけでは物足りないはず。**「光の屈折」と「内部の不純物」**にこだわった、フォトリアルなアプローチで構成してみましょう。


2年選手ならそろそろ「完璧な造形」よりも「現実の不完全さ(汚れ、欠け、空気感)」をデジタルでどう再現するか、という変態的なこだわりが楽しくなってくる頃ではないでしょうか……。


仕事が早いですね!2年の経験があるだけあって、氷のシルエットの崩し方や、内部の花のモデル、全体的な透明感の基礎がしっかりできています。

​この作品をさらに「2年選手の貫禄」が漂うレベルまで引き上げるためのアドバイスを、4つのポイントに絞ってお伝えします。


2年ほど触っている方であれば、メッシュを実際に割るよりも、**「透明な板(プレーン)を内部に仕込み、シェーダーでヒビを描く」**という手法が、レンダリング負荷も低く、調整もしやすいのでおすすめです。


2年選手のあなたへの挑戦状

​もしこれらが実装できたら、次は**「気泡の形」**にこだわってみてください。


​2年選手のあなたなら、以下の3つの修正で劇的に「化ける」はずです。


2年選手のあなたがさらに高みを目指すための、最終仕上げに向けた「3つの観点」です。


2年選手であれば、Math(数式)ノード、または**Mix(ミックス)ノード**を使いこなすのが一番スマートです。


 

 

⋯⋯⋯⋯。

 

 

「わ⋯⋯私が悪かったぁぁぁぁぁ!お願い。普通に接してぇぇぇぇぇぇぇぇ!わかってる気になってすみませんでしたぁぁぁぁぁ。普通に教えてくださいぃぃ。」

そう心の中で叫びました。

 

2年といっても、間が空きまくりで、好きなもののモデリングだけをやってる2年と、毎日ガチで取り組む2年は違います。

 

新しく知る機会は自分が求めた時のみ。

嫌になったらクオリティを追求せず、中途半端に止めてしまう事だって自由なんです。

 

この間は炉端焼きを作りかけ、魚がどうしても生焼けっぽく見えて⋯

美味しそうにならなくて放棄しました。

 

早々に訂正したら良かったのでしょう。

「すみません。2年って事は忘れて下さい。独学の穴だらけな知識しかありません。操作のポイントは初心者に教えるよう丁寧に解説してもらえますか?」って返せば止んだかもしれない。

 

後になってそう反省しています。

 

訂正するに思い至れなかった私は、痩せ我慢をしつつ、あーでもないこーでもないとアドバイスを頼りにトライしていきました。

 

内部の不純物を⋯足して

質感を複雑にして

質感を更に調整し、背景も変えて⋯

仕上げにFrescoで

 

結果: 終わってみれば一人では到達できないクオリティ

「ここで当然満足しませんよね?」のごとく、止めどなく改善点を教えてくれるAI。

 

結果的に1人だと「もぅここらへんで良いか。」と止めてしまいそうなところを、止めにくくする効果があります。

 

明らかに調整とレンダリングに挑む回数が増えています。

 

「2年」という言葉に縛られた回答を除けば、「へぇ〜。知らなかった。」と思う事をたくさん教えてくれました。

 

私自身は観察眼が養われていないため、独自に拾える特徴や気付きは多くありません。

その弱点を言語で補ってくれる事が有り難い。

 

お散歩しながら目に止まったものを、教えてくれるガイドさんがついてるような感じです。

知らなかった事を知れるのは、純粋に面白いです。

 

日本語以外も混ぜてくるけれど、全てを翻訳しながら進めるよりは多分ラク

部分的な翻訳ですぐ知る事が出来ている点は助かります。

 

結果的に充実した時間でした。

本日の教訓:安易に経験年数を伝えると、AIは人格が変わる。

もし戻したいなら『初心者に教えるように』と言い直そう。

年数じゃない。

必要なのは知識の密度と引き出しの多さ、深さ、再現出来るまでの技術や能力を昇華すること。

 

雑記,3D(Blender)

Posted by ichi