籠もりまして灯籠
夜な夜なせっせと箱庭作り
やけに意欲的な状態です。
時間をかけて作る事から離れていたのだけれども…。
一旦作り始めると止め難く、先日からどうもエネルギッシュなもよう。
もしくは現実逃避で作る事に逃げています。
道具や材料への熱視線も再燃し、ホームセンターやら百均やらに出没しまくっている今日この頃です。
ミニルーター、樹脂粘土等々欲しいものがいっぱいで困ります。
限界を越えたい
「指で成形する限界を越えたい。」と思い始めました。
ずっと我慢していたけども少しずつ…こだわるほど限界突破になる気がすると思い始めています。
ただ、次から次にはそろえられない懐事情。
ゆるゆると。
でも着々と。
揃えながら楽しみを広げていけたらと思います。
とりあえずはあるものを使い、削り出してスパチュラを作りました。
■割り箸でスパチュラ
加工はしやすくて使い心地は悪くありません。
ただ、粘土に含まれる水分との相性が悪く、使ううちに強度が軟化していきます。
水洗いが出来てヘタレない金属製が最強なんじゃないかと思いつつ。
購入はどれくらいの頻度で使うかをしばらく見て、考えてから判断したいと思っています。
■プラスチック削ってスパチュラ
ついてきたスプーンを使わずに除け、マイスプーンでご飯を食べて材料を確保!
彫刻刀の強さとプラスチックの固さをしみじみと感じました。
でも、出来上がりは悪くありません。
残ったスプーンの広い部分も、筆に水を含ませるのにちょうど良かったです。
何となく…いつか貝に水を入れたいなと過ぎりました。
ハマグリとか丁度良さそうな。
何せ今の水入れは釘が何種類か入っていたプラスチック製の入れ物です。
境がついてることで色の混ざりは防げて優秀なのですが、洗う時に隅っこが洗い辛いのが難点。
滑らかな形で色移りせず、小さいサイズがあったら使い心地が良くて理想的だろうなと思いました。
灯籠作り
↑粗々と形を作るまではこちら。
だいぶ放置してカッチカチになっていた石粉粘土を復活させるところからスタートしました。
適当にちぎり、ラップでくるみ、水を多めに含ませて10分ほど放置。(時間も適当です)
少し崩せそうなくらいに柔らかくなったら、揉んで揉んで、揉みほぐして粒感がマシになるのをひたすら目指します。
その後いよいよ成形。
パーツを作ってから水をつけて接着すると繋ぎ目が弱いように感じます。
今まではそのパターンで作っていましたが、今回新アイテム(スパチュラ)を投入したので、ひとかたまりのまま形成していきました。
「あぁ…あぁ…筋がつけられるぅぅぅ」と1人歓喜にわきながら作っていました。
例に漏れず、真夜中に。
半月型に形をつけれるものやストロー状にしたものなど、加工幅が広がるよう何パターンか割り箸を削ってありました。
灯籠の真ん中は半月型を利用してつけました。
そして、1つ成長しました。
なんと、ちゃんと乾燥時間を待てるように!
もちろん「乾燥時間を置いて」っていうフレーズは何度も目にしてきましたよ。
でもこう…待てない!
色をつけて完成を見たくてたまらない!
という衝動に何度も負け、ニスを塗ったら空気のポワっが入ったり、削り始めては大きく欠けたりを散々行ってきました。
だいぶ大人になったので、今回しっかり待ちました。
乾燥だけは若干待てる人になりました。
削り〜色付けして完成!
作ったままだと凸凹があるので、少しだけ削りながら面を整えました。
材質的にあまり薄くなると割れやすいので、ちょっと厚みを残しています。
(これ以上は不安で攻めれなかった)
普通に色を塗っていくと溝に上手く入らず、地の白っぽさが気になります。
粘土に塗ったぞ感が出てしまう。
なので溝は陰の暗い色合いになるように黒を塗っています。
雰囲気がアップしそうなのでコケも追加しました。
ネイル用の細い筆デビューも果たし、色の乗せ心地に満足しました。
いつか拡大鏡も狙い、もっと細部を攻めたいと夢見ています。
100均でゲットしたコケと、急ぎで作った丸い橋を飾りました。
少しずつ充実していくのが楽しい。
こうなってくると、和傘もぜひ欲しい。
縁側的なのや植木、ししおどしも…。
ししおどしも一度作っているので何らかのバージョンアップはしたいなと思っています。
筒部分の素材チョイスから見直したいなと。
あれもこれもと考えて、失敗を越えていくこの時間が楽しくて好きです。
上手くいかない事も数えだしたら果てしないけど、改善していける余地が残っている事がきっと楽しい。